■上映期間
11/9(土)〜 11/22(金)
- THEATER1
- 11/21(木)不気味なものの肌に触れる/天国はまだ遠い/Walden
- [ 1 ] 13:00-14:34
- THEATER1
- 11/21(木)何食わぬ顔/Walden
- [ 1 ] 15:00-16:40
- THEATER1
- 11/22(金)悪は存在しない
- [ 1 ] 13:00-14:46
- THEATER1
- 11/22(金)PASSION
- [ 1 ] 15:00-16:55
カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの三大映画祭を制覇、『ドライブ・マイ・カー』では米アカデミー賞にも輝き、いまや世界がもっとも注目する映画監督の一人となった濱口竜介。映画を見ながら、映画をつくり、ときどき映画について書いてきた、そう自ら語る濱口竜介の15年にわたるレクチャー・批評・エッセイが、このたび2冊にまとまりました。古今東西、数々の映画が論じられるその著書で、とりわけ照準が当てられているのは、カメラが写す被写体たちの「からだ」と、それをスクリーンで見る私たちの「からだ」、そしてそれらの相互作用によって「映画」が生まれる現場でした。映画に対するそうしたアプローチは、今回上映する作品群を撮り続けるなかで徐々に見出されていったものです。振り返れば、濱口映画に特有のセリフ・声・演技もまた、カメラの前に立った「からだ」たちが織りなす、微細な運動の記録としてとらえられるでしょう。フィクション/ドキュメンタリーを問わず、演者の演技経験の有無に関わらず、映画に映るからだたちの、あるかなきかの、存在の震えに触れること。
8ミリ青春群像劇『何食わぬ顔』から人が写らぬ唯一の掌篇『Walden』まで、20年以上におよぶフィルモグラフィの選りすぐりを一挙上映するこの機会に、ぜひあなたの「からだ」を劇場へとお運びいただければ幸いです。「あと何か」が何かは、そのスクリーンでお確かめください。
[鑑賞料金]
■通常料金
[上映作品]
何食わぬ顔(long version) (2002)
PASSION (2008)
永遠に君を愛す (2009)
THE DEPTHS (2010)
親密さ (2012)
なみのおと (2011)
なみのこえ 新地町 (2013)
なみのこえ 気仙沼 (2013)
うたうひと (2013)
不気味なものの肌に触れる (2013)
ハッピーアワー (2015)
天国はまだ遠い (2016)
偶然と想像 (2021)
Walden (2022)
悪は存在しない (2023)