1933年のヒトラー首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣として国民を扇動したゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人排除や侵略戦争へと突き進むヒトラーから激しく批判され、信頼を失う。愛人とは絶縁、自身の地位回復のため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画製作や大衆を扇動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂とヒトラーからの信頼を取り戻す。やがて戦況が絶望的になるなか、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛ける。